こんにちは。主婦になってから動画編集を始めた まなてぃ(@manatee_movie)です。
今回は、主婦の立場からみた「動画編集のお仕事」について情報を共有したいと思います。
2020年8月から動画編集の学習を始めて約7か月が経ちました。
2021年1月には、動画編集の案件(お仕事)をいただき、主婦兼・フリーランス(個人事業主)として在宅ワークをしたことがあります。
私と似たような境遇の方で
主婦をしていて、空いている時間に在宅で働きたい!
動画編集をやってみたいけど何から始めればいいの?
と思っている方も多いのではないでしょうか。
在宅でお仕事ができるというのは、家のことをやらないといけない主婦さんにとってかなり魅力的ですよね。
さらに、ご家族、お友達との思い出や日常を写真だけじゃなく動画で残せるようになったり、幼稚園や小学校の思い出ムービーが作れたりするので、皆さんの生活にも活かせるスキルを身に着けることにつながります。
- 動画編集の仕事内容がわかる
- 動画編集をするために必要なもの・ことがわかる
- 動画編集を仕事にするメリット・デメリットがわかる
- 動画編集が向いている人・向いてない人がわかる
- 在宅で動画編集のお仕事の取り方がわかる
動画編集の仕事って何するの?
動画編集のお仕事は、文字通り撮影された動画(映像)を視聴者に見やすいように加工していくことです。
皆さんが普段ご覧になっているテレビやYouTubeの動画などにも「編集」が施されており、そのおかげで見やすく・伝わりやすい映像になっています。
具体的な動画編集の作業内容としては以下のような作業があります。
撮影された映像をつなぎ合わせる | 1台~複数台のカメラで撮影した映像を、1本の動画にするためにつなげていきます |
カット | 映像の余分な箇所を切り取る |
テロップ入れ | 人が話していることを字幕にし、動画の内容をわかりやすくする |
BGM(バックグラウンドミュージック)挿入 | 映像に合わせてBGMを挿入する |
SE(サウンドエフェクト)挿入 | 映像に合わせて効果音を挿入する |
音量調整 | 音量バランスを調整する(人の声、BGM、SEのバランスを調整する。ノイズを消すなど) |
色調調整 | 必要に応じて動画の色味を調整する |
また、在宅で動画編集者としてお仕事する際の流れはざっくりとこんな感じです。
依頼者(クライアントやディレクター)より動画素材を編集者に送る
動画素材を受け取り、編集する。編集した動画を依頼者へ提出する。
編集された動画受け取り、確認する。修正があれば編集者へ修正指示をだす。修正がなければ完納となり、報酬を支払う。
動画編集に必要なもの
動画編集に必要なものを紹介します。
- パソコン(PC)
- 動画データはサイズが大きいものが多いです。また、編集ソフトをスムーズに動かすためにも良いスペックのPCが必要になります。
- 本記事で書いている良いスペックとは、PCのCPU、メモリ、ストレージ、グラフィックボードなどの性能が高いもののことを言います。
この記事では長くなってしまうため、あまり詳しく書きませんが「動画編集 PC スペック」などで検索してみてください!
- 編集ソフト
- お好みの編集ソフトが必要です。クラウドソーシングサイトの募集を調べてみると、お仕事によく使われるソフトは以下の2つです
- Premiere Pro – Adobe
- Final Cut Pro – Apple
- 筆者はPremiere Pro (Adobe)を使用していました。
編集の自由度が高いですが、使い方に慣れるまでは勉強が必要になります。
将来的に動画編集をお仕事にしていきたい方にはおすすめです。
- お好みの編集ソフトが必要です。クラウドソーシングサイトの募集を調べてみると、お仕事によく使われるソフトは以下の2つです
- インターネット回線
- 動画のようなデータサイズが大きいものを、依頼者とスムーズにやり取りするために必要です。(データ受け渡しの際にダウンロードやアップロードなどを行います)
動画編集に必要なスキル
動画編集に必要なスキルは以下のようなものがあります。
- 編集スキル(カット、テロップ挿入、BGM・SE挿入、音量調整、色調補正など)
- コミュニケーションスキル
- ビジネススキル
順番に掘り下げて説明します。
編集スキル(カット、テロップ挿入、BGM・SE挿入、音量調整、色調補正など)
編集スキルについては、独学(YouTubeなど)や、動画制作のスクールやオンライン講座を使って身につけることができます。簡単に比較してみます。
独学 | オンライン講座 | |
---|---|---|
かかる費用 | 安い | 高い |
未経験から始めた場合、学習にかかる期間(目安) | 長い(目安: 3ヶ月~1年) | 短い(目安: 1ヶ月~6ヶ月) |
学習方法 | 市販の本、YouTubeなどの動画で学習する わからないところは自分で調べることで、リサーチスキルも一緒に鍛えることができる | 動画編集に必要なスキルを体系的に学ぶことができる わからないことを講師に質問できるサポートサービスがある |
おすすめの方法を紹介 |
|
|
私は主にオンライン講座(MovieHacks)で学びました。
私の場合はMovieHacksを2ヶ月くらいかけて学習しました。
初めてお仕事をいただいたのは、動画編集を学習してから約6ヶ月経った頃でした。
同じ主婦さんの動画編集者の中には、3ヶ月くらいでお仕事につなげていらっしゃる方や、1か月でお仕事につなげていらっしゃる方もいます。
私が受けている講座は受講期間の制限がないものですので、自分のペースで学ぶことができるところがよかったです。
また、おすすめの方法に書いたUdemyの講座
いずれの方法にしても、ご自身に合った方法で、実際に手を動かして動画編集をしながら学ぶことをおすすめします!
\ 求められる動画編集者への最短ルート /
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルとは、他者と意思疎通を上手に図る能力のことです。
(Wikipediaより)
動画編集をするときに、ぜひとも身に着けておきたいのが「コミュニケーションスキル」です。
なぜ動画編集をするときにも必要なのかというと、クライアント(お客さん)や、ディレクター(動画編集の取りまとめなどをしている人)とコミュニケーションを取って仕事を進める必要があるからです。
ヒカキンさんみたいな感じで編集をお願いしたいのですが、できますか?
◯分△秒のテロップの内容修正をお願いしたいです。
などのご要望や修正を依頼されることもよくあります。
自分から要望を伺うことができ、意図を汲み取ることができる編集者を目指していきましょう。
ビジネススキル
ビジネススキルとは、以下のように定義されています。
社会人として仕事を行う上で役に立つ技術や能力をいいます。業界独自の資格や知識ではなく、基本的で汎用なものを指します。
【仕事に役立つ】ビジネススキル「厳選12選」あなたに必要なスキルはどれ? https://life-and-mind.com/business-skills-11410
コミュニケーションスキルと似ている部分も少しありますが、ビジネスにおいて必要な「交渉スキル」や「管理スキル」などが必要になります。
会社や仕事から離れてしばらく経つし、ビジネススキルが必要なんて心配…
という方も、安心してください。主婦さんも日常の中で、しっかりとビジネススキルを発揮しています。
例えば、夕飯をカレーにするとします。
今日の夕飯はカレーにしよう。子どもたち・主人が帰ってきて、19:00に夕飯を食べるとして…
15:00くらいに買い物に行って、
16:30くらいにお米研いでセットして、
17:30くらいからカレーを作り始めれば余裕があるわね!
上記のように、カレーを食べる時間(ゴール)を決め、ゴールに向かって逆算して予定を組み、実行・行動することを日常的に行っています。
ビジネススキルの「目標達成・問題解決スキル」を日頃から行っている方が多いのです。
動画編集の仕事をするときも、心構えは同じです。
締め切りやゴールはいつなのか、そのために自分はどんな行動をするのかを考えることが大切です。
主婦が動画編集を仕事にするメリット
好きな時間にお仕事ができる
アルバイトやパートタイムでの仕事とは違い、拘束時間がなく、在宅で仕事ができるため家族との時間も大事にできます。
また、在宅で仕事ができるため、急に雨が降ってきたときに洗濯物を取り込めたり、お子さんの帰宅時に家にいてあげることができます。
自分の予定を確認し、空き時間に仕事ができるというのは非常に嬉しいメリットです。
YouTubeなどの映像の編集が自分の力でできるようになる
自分で映像編集のスキルを身につけることで、以下のようなことも気軽にできるようになります。
- ご家族、お友達との思い出や日常を写真だけではなく動画で残せるようになる
- 友達や友人、娘さんの結婚式の動画を作る
- 知り合いの店舗紹介動画を作る
- 幼稚園や小学校の思い出ムービーを作る
上記のような活動から、お仕事に繋がることもありますし、なにより家族や友人にも喜んで貰えるようなスキルを身につけることになります。
主婦が動画編集を仕事にするデメリット
包み隠さず、デメリットもあげます。
自己投資し、いろいろ学べて楽しい!と思える方ならあまり問題ないと思います!
初期投資が必要
良い性能のPC、動画編集ソフト代、そのほか必要な人はスクール代などが必要になります。
あくまで一例ですが、筆者の場合は約10万くらいの初期投資がかかっています…
- 動画編集ソフトなどのソフト代
Creative Cloudコンプリートプラン年間プラン月々払い 6,480 円/月 (税込)
(参照: https://www.adobe.com/jp/creativecloud/plans.html) - スクール代
MovieHacks 約10万円
いきなり10万程度の支出はハードルが高いですよね…
動画編集が自分に合うか、続けられそうかもわからないですし💦
最初は無料のソフトで動画編集がどんなものか試してみて、「おもしろいな!」「もっと勉強したいな!」「本格的に仕事にしていきたいな」と思ったら、少しずつ自己投資を始めるのが良いかもしれません。
私は勉強するのが楽しかったですし、同じく動画編集している主婦さん仲間にも出会えました。そして、学んだスキルで仕事をして、投資分を取り返す!という意気込みにもなっています。
どんどん新しい技術が出てくるので、常に勉強が必要
使っている編集ソフトのアップデートがあったり、世の中のニーズや流行が変わったりするため常に最新情報を自分で追っている必要があります。
また、動画編集だけでなく、サムネイル画像を作ったりすることもよくあるため動画編集以外の知識の後々必要になります。
収入アップのためにすべき努力が結構あります。
動画編集が向いている人・向いてない人
私の経験から動画編集に向いている人、向いてない人について書きます。
必ずしも当てはまるわけではありませんが、参考になれば幸いです。
- 向いていると感じる人
- YouTubeやテレビなどの映像・動画を見ることが好き
- 効率を考えながら作業するのが好き
- 新しいもの好き・好奇心旺盛
- 人とコミュニケーションをとるのが好き・得意な方
- 向いてないかも…と感じる人
- 細かい作業が苦手な方
細かい箇所では1フレーム(1秒より細かい単位)ごとの映像の調整や、1dbごとの音量調整を行うことがあります - 人の言うことを聞くのに抵抗のある方・自分の好きなようにやりたい方
動画編集を依頼されて行う場合、多かれ少なかれ人の指示を聞き、動画を修正する作業があります - わからないことをそのままにする、自分の力で調べられない方
- 細かい作業が苦手な方
在宅で動画編集のお仕事の取り方
在宅でできる代表的なお仕事の取り方を紹介します。
あくまでも例として挙げています。ぜひご自身でも調べてみてください!
ちなみに私はいまのところ、主にクローズドなコミュニティでお仕事をいただいています。また、クラウドソーシングサイトなども登録しており、日々案件を探して応募しています。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングとは以下のように定義されています。
クラウドソーシングとはCrowd(群衆)と Sourcing(業務委託)を組み合わせた造語です。
通信講座・通信教育のたのまな より
仕事を発注したい企業や個人が、インターネットを通じて不特定多数の人々に仕事を依頼したりアイディアやデザインを募集したりするためのWEBサービスの名称として使われています。
https://www.tanomana.com/hpgen/HPB/entries/694.html
インターネットがあれば、PCやスマートフォンを活用して、お仕事ができます。
安定したインターネット回線と、セキュリティ対策ができていれば、在宅でも、カフェでも仕事ができますね!
代表的なクラウドソーシングサービスを行っているサイトは以下のようなところがあります。以下のものは登録しておいて損はないでしょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、業務委託のお仕事をインターネット上で発注・受注することができるお仕事マッチングサイトです。
個人・法人を問わず、お仕事をお願いすることも、お仕事を受けることもできるので幅広いお仕事の募集があるのが特徴です。動画編集のお仕事では、金額の規模が少額から、中には企業さんの案件のように10万円のような高額な依頼があります。
ランサーズ
ランサーズも1つ目に書いたクラウドワークスと近しく、インターネット上で業務委託のお仕事を発注・受注することができます。
動画編集の募集については、ランサーズはクラウドワークスよりも企業さんの案件が多い印象です。YouTubeの編集依頼のほかにも、会社紹介の動画作成の仕事や、デジタルサイネージに表示する映像の編集といった仕事を見かけたことがあります。
ママワークス
ママワークスは働く「時間」と「場所」を自由に選べる仕事や働き方を臨機応変に対応してくださる企業さまが多数掲載されていらっしゃいます。お子さんがいるお宅でも配慮してもらえそうですね。
私も登録してみたのですが、個人の方の依頼はなく、企業さまが人材を募集していらっしゃるようです。しかしながら、掲載されている動画編集案件数はクラウドワークスや、ランサーズに比べて少なめです。
ココナラ
ココナラは自分の得意なことが出品できるスキルマーケットです。
上記3つとは違い、メルカリやminneのように、自分の得意スキルを自由に出品できるサービスになっています。
そのため、今すぐに動画編集ができなくても、すでにイラストが得意な方や相談に乗るのが得意な方は、すぐにスキルを販売することができます!
もしイラストやハンドメイドなど何か得意なことがある方は、先に得意なことをスキルとして販売しても良いかもしれません。
ココナラを利用者の中には「動画編集を請け負います」という方もいます。動画編集に慣れてきたら、動画編集のスキルを販売してみてはいかがでしょうか。
クローズドなコミュニティに入る(オンラインサロンなど)
本方法については少し難易度が高いかもしれませんが、クローズドなコミュニティに入って、コミュニティ内でお仕事につながるように行動するという方法もあります。
コミュニティによっては、お仕事紹介・募集をしている場所があったり、コミュニティオーナーより直接依頼が来たりすることもあるので、クラウドソーシングサイトに出回らないお仕事ができることがあります。
コミュニティに入る際は、ぜひ積極的に行動していきましょう!
スクールやオンライン講座のお仕事紹介サービスを利用する
本来は自分で案件を取るのが良いと思うのですが、最初は不安なことも多いと思います。
そこで、動画編集のスクールやオンライン講座などを受講した際に、講座によっては受講生に優先的に仕事を紹介するという講座もあります。
講座を受講する前に、お仕事につながるサポートがあるかどうかを確認すると良いでしょう。
動画編集のやり方を学んで収入をゲットしよう
この記事では動画編集の未経験から動画編集をしようか迷っている方へ向けて、在宅でできる動画編集の仕事について紹介しました。動画編集のスキルがあれば、在宅でのお仕事をできる可能性があります。
また、ご家族や友人の思い出を動画で残せるようになるでしょう。もし、この記事を読んでいて「動画編集を学んでみたいかも!」と感じた方は、私が動画編集を学んだ方法についても紹介しています。
よろしければ、ぜひご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
\ 求められる動画編集者への最短ルート /